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検索されるキーワードを考えてサイトSEO対策を行う

SEO対策を行う際に意識することのうち、「キーワード」ほど重要なことはありません。施策はいろいろあれど、「キーワード」を無視した施策は良い結果を生みません。しかし、「キーワード」という言葉は漠然としていて、SEOを始めたばかりの時は何のことか分かりづらいと思います。


日常生活でもこの言葉はよく使われるので、その感覚で理解しようとすると混乱する可能性もあります。

SEOにおいて「キーワード」といった場合、多くの場合で「検索キーワード」のことです。検索キーワードはユーザーが検索エンジンに入力して何かを検索する語句であり、「ユーザーが何を求めているか」を表しています。

Googleをはじめとした検索エンジンにとって良いサイトとは、ユーザーの求めていることを提供出来るサイトのことです。SEOでキーワードを考えることが大切な理由は、ここからユーザーの求めていることを理解し、そこに合わせてウェブサイトを改善することで、検索エンジンから高評価を受けることができるためです。

今回の記事ではキーワードの見つけ方から、分析にいたるまでの4つのフローにわけて説明していきます。

サイトのキーワードを考える

新しくサイト作る時、もしくは既にあるサイトにSEO対策を行う時は、まずサイト自体のテーマとなるキーワードを考えてみましょう。このキーワードは、「このサイトは、どんなことを求めているユーザーのためにあるのか、どんなユーザーに情報を提供したいか」という観点で考えると出て来やすいはずです。もしそのサイトが「ブランドの服を通販で買いたい人のためにある」のであれば、「ブランド」「服」「通販」といった語句がテーマのサイトと考えられるので、「ブランド 服 通販」などがキーワードとなるでしょう。

また、キーワードを自分で探し出すのは限界がありますし、編み出したキーワードが消費者から検索されないものであっては努力が水の泡になってしまいます。そこで、キーワードを見つけることを助けてくれるツールがいくつかあるので紹介いたします。例えば、今の急上昇トレンドや人気度の動向、関連する検索キーワードが調べることができる「Google トレンド」やある単語、または複数語のキーワードを入れると、その語の共起語を重要度順に洗い出してくれる「ミエルカ」などがあげられます。

詳しいことは記事「SEO用便利ツールの活用」のキーワード関連の部分に掲載されていますので、ご参照ください。ツールをうまく使い、いままで取りこぼしていた顧客を取り込めるようにしましょう。

キーワードの探し方

サイトのテーマとなるキーワードが洗い出せたら、次はそのキーワードに関連する語句を考えます。1つのサイトに訪問するユーザーの目的は違います。よって、ターゲットとなる訪問者ごとに分類して、ニーズに一致したキーワードを選定することが大切です。

例えば、ブランド服の通販サイトであっても、消費者は若い10代から40~50代の主婦までの方が使用しており、各世代の嗜好や好むブランドは必ずしも一致しないでしょう。そこで、若者の世代や中年の世代の方々向けに異なるキーワードを作成する必要があります。

若者向けであれば、「最新」「安い」といった語句がニーズに合っていると考えられるので、「ブランド服 最新 安い」などがキーワードになるでしょう。一方、中年向けののキーワードであれば「高級」「高品質」などが挙げられますので、「ブランド服 高級 高品質」などの組み合わせが考えられます。

検索数によって分かれるキーワードの種類

キーワードは、その検索数によって大きく「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」の3種類に分けられます。
簡単に説明すると、ビッグワードは誰しもが共通して使うキーワードで、連想がしやすい物です。ミドルワードは、ビッグワードとスモールワードの中間のワードで少し、個人的な嗜好やニーズが入ってきます。最後に、スモールワードは、より個人のニーズが反映されているキーワードです。

例えば、海外旅行を探している場合
ビッグワード→「海外旅行」
ミドルワード→「海外 ツアー」 「海外 ホテル」
スモールワード→「ヨーロッパ一周ツアー」「ハワイ島 ツアー」 「ハワイ五つ星 高級ホテル」

このような分類分けをすることができます。

以上の3つのパターンは、検索エンジンユーザーが情報収集のどの段階にいるのかによって違ってきます。実際、検索に使用される全てのワードの内、約60%がスモールワードであると言われており「検索ワードのパーソナライズ化」に対応することが、キーワードの選定においては重要となります。

集めたキーワードを上の3つのカテゴリーや人気順でまとめていくとキーワードの組み合わせが上手くいくのではないでしょうか。

キーワードの分析

ある程度キーワードが固まってきた場合は、そのキーワードをページのコンテンツに反映しなければなりません。しかし、闇雲に各ページにキーワードばかりを詰め込んでしまうと、何を伝えたいページなのか読者に理解されにくいことや最悪の場合スパム判定が出されて、大きく検索順位が落とされてしまうことがあります。

そこで、キーワードの出現頻度は、目安としてですが上位表示したいと思うキーワードが5%(±3%)程度にするのが良いです。あまり無理に詰め込む必要はありません。普通にキーワードに沿った記事を作成した場合、これほどの割合になると考えられますので、気にする必要はないでしょう。

また、キーワードの配置位置についてですが、上位表示させたいキーワードは下記の要素と関連してきます。

title要素
アンカーテキスト
h要素(見出し)

これらの要素内には必ずキーワードを入れるようにして、わかりやすいサイト作りを心掛けましょう。

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